準備これだけ!七五三はパパママも着物デビューで目立っちゃおう

もうすぐ七五三の季節ですね。
お子さんの晴れ着や写真室、お参りの予約に親戚一同との会食手配……など予想外に準備することも多く、パパママもバタバタなのではないでしょうか?
子どもが主役の行事では、結局パパママの準備は最後になってしまいがち。
でもなかなかない機会だからこそ、七五三はパパママも揃って着物デビューしてみませんか。実は準備は思いのほか簡単なんです。
着物ならではのメリットも併せてご紹介します。

 

1.まずは写真館や着物レンタルショップで聞いてみよう

写真館やレンタル店でお子さんの衣装をレンタルするのであれば、まずは同じお店で大人のコーディネートもお願いしてみましょう。色合いを合わせたオシャレな家族コーデを考えてもらえるはずです。全員同じタイミングで着付けやセットができると、他のきょうだいやじいじばあばなど、親戚一同の集合も簡単、というメリットも。

 

2.手持ちの小物や着物があれば持ち込みも可能

その際、小物セットもレンタルや買取できる場合もあります。成人式などで使った自分のものがある、という場合は持ち込みも可能。実家の箪笥の底に一式眠っているはず、という方はこの機会に是非チェックしてみて。特に女性用は小物の種類や数も多いため、事前に手持ちのものをすべて持ち込み、過不足がないか確認してもらっておくと当日も安心です。

 

着物のメリットは小物も含めて流行り廃りがなく、壊れていなければずっと使えるということ。もちろん親世代が使っていたものでもOKですよ。上手に使えば衣装代も節約でき、眠っていた品々も活躍できて一石二鳥。
ただし今回の主役は子ども。成人式用のヘアアクセサリーでは華やかすぎるため、ヘアセットとアクセサリーはお店の方と相談しながら、保護者らしい落ち着いたものをチョイスするほうがベターです。

 

おすすめの小物アイテム
(髪飾り・簪(かんざし)、帯揚げ、帯締め)

【花しおり】バチ型かんざし パールビーズ付き

 

※千鳥柄には、幸運や吉兆、幸福を手に入れるという意味があります。
※うさぎ柄には、跳躍力がある動物であることから飛躍、長寿、子孫繁栄、長い耳から福が来る縁起物とされています。
※椿柄には、厄除けの意味があります。


【MIZUHO】コットンパールかんざし 蓮

※【MIZUHO】はコットンパールの和装小物のブランドです。
※コットンパールとは綿を圧縮し表面にパール加工を施した模造真珠のことです。
綿で出来ているため驚くほど軽いのが特徴で、アンティークな色合い、セミマットな質感上品な艶は和装にも最適です。

フォーマル帯揚げ

フォーマル帯締め

 

3.パパの準備はほとんど普段着?

パパの着物デビューはさらに気軽にチャレンジできます。もし和装用の下着やステテコ、白い足袋があれば持参しましょう。普段地域のお祭りに参加している、というパパなら愛用品があるかもしれませんね。和装用でなくても、普段使っているVネックの肌着でも代用できます。最近お腹がちょっと気になる、というパパでも、着物なら安心。むしろ「貫禄があって良く似合う!」と褒めてもらえる可能性も(笑)。

 

4.着物デビューの注意点

授乳期や走り回って目が離せない、まだ小さな子どもが複数いる場合の着物デビューは注意が必要です。

まず授乳期には胸を押さえる着付けは避けた方が無難かもしれません。また、動きに制限が出る着物では、何かと普段通りにはいかないことも。自分や子どものトイレには普段より時間がかかってしまうことも考え、余裕を持って行動する必要があります。

 

自ら車の運転をする必要がある場合は、帯の着崩れやシートベルトの締め付けには注意が必要です。草履での運転は危険なので、運転用の靴を用意することも忘れずに。

 【フォーマル】ハイクッション草履 礼装

 

5.今後の行事にも着物ライフを!

無事七五三を終えたあとも、子どもたちには卒園式、入学式など、フォーマルな式典が続きます。そんな時も思い切って着物で出席すれば、保護者だけでなく「○○ちゃんのパパママはお着物だ!素敵!」と子どもたちにも注目してもらえること間違いなし。
体型を選ばず、いったん小物を揃えてしまえば、コーディネートも気にしなくていいのが着物の大きな魅力。洋服と違って「独身時代のものは入らない!」なんて心配もありません。
子どもの準備だけでバタバタしてしまいがちな学校園の行事にこそ、着物のメリットが活かされるのではないでしょうか。

 

家族全員着物姿でも違和感がない数少ないチャンス、七五三。
秋の1日は、家族で着物デビューしてみませんか?

おすすめの着物

東レシルック 奏美 江戸小紋「フランス縞小紋」


東レシルック 友禅付下げ「笹に四季の花」 

 七五三・お祝い事におすすめの着物はこちら>>

 

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▼プロフィール

執筆者:ナミコ
和を愛するママライター。和裁を生業とする祖母、琴三味線教授の母とともに子ども時代から茶道を習い、和の世界を身近に感じながら成長する。しかし172cmの長身で成人式から和装婚、浴衣に至るまで着物探しに四苦八苦した経験を活かし、独自の視点で和装のハードルを下げる記事を書いていきたいと思います。