お仕立てについて

きものについて

身長に±5cmが許容範囲の身丈(長さ)です。着るときに裾を持ち上げておはしょりを作ります。
※基本は広衿(着用時に好みの幅に調整可能)です。

・袷仕立て

寒い時期に着用するのに適した仕立て方。
洋服でいう裏地(八掛・胴裏)をつけることで重量感が出て、風も通しにくく保温性が高いのが特徴です。
正式な場に着ていく着物にはこの仕立て方が多く一般的です。
八掛は着物と同色系のものをお任せでつけさせていただきます。

八掛

・単衣仕立て

裏地のつかない仕立て方。
袷の着物よりも軽く、風通しが良くなるのが特徴です。
透け感の少ない生地であれば、長襦袢や羽織りもので調整すれば長い期間(真夏以外)着用できる便利さがあります。
胴裏がつかない分の補強は背縫い部分に背伏せ(細長い布)をつけて、縫い目のほころびや破れを防ぎます。

単衣仕立て

長襦袢について

肌着の上に着用し、その上から着物を着付けます。着物の滑りを良くして着崩れを防いだり汚れから守ったりします。
衿はもちろん、裾や袖口から長襦袢がちらりと見えるので、色柄にこだわると、よりお洒落の幅が広がります。
※基本はバチ衿(広衿を半分に折って縫いとめた衿)です。
※半衿はどちらも冬用をおつけします。

・袖無双仕立て

裾を引き返し、袖を二重にした仕立て方。
季節によりますが、正式な場面ではこの仕立て方の着用が多いです。

袖無双仕立て

・単衣仕立て

全体が1枚で仕立ててあります。
暖かい時期から暑い季節に適し、暑がりの方は通年で着用されます。

単衣仕立て

コート・羽織について

和装コートは洋服と同じく外出用のため室内では脱ぐのが一般的です。羽織はジャケットやカーディガンのようなもので、室内でも着たままでOKです。コーディネートの1アイテムとしてお洒落に着こなす人や肩裏にこだわる人も多いです。
※きもの衿と道中着衿はバチ衿(広衿を半分に折って縫いとめた衿)です。

・袷仕立て

防寒用の仕立て方。
洋服でいう裏地(肩裏)をつけることで重量感が出て、風も通しにくく保温性が高いのが特徴です。
肩裏は10パターンからお選びいただけます。⇒肩裏リスト

・単衣仕立て

肩裏のない仕立て方。
軽く、バッグに折り畳んで持ち運びできるなど便利です。

着物衿
道中着衿
道行衿
羽織

縫製について

・手縫い+ハイテクミシン併用【ハイブリッド仕立て】

お手入れ時の耐久性向上を目的として部分的なハイテクミシンを併用した「ハイブリッド仕立て」にて縫製を行っております。

技術的特徴:
  • ・伝統的な手縫い技術の美しさと精密さを保持
  • ・重要な縫い目部分にハイテクミシン縫製を戦略的に配置
  • ・縫い目の強度が従来比で向上
  • ・自宅洗濯時の縫い目のほつれ防止に寄与
メリット:
  • ・より長期間にわたって美しい着姿を維持
  • ・頻繁なお手入れにも安心して対応
  • ・従来の手縫いの風合いはそのままに実用性が向上
  • ・メンテナンス費用の削減効果
適用箇所:
  • ・背縫い、脇縫い、袖付け等負荷のかかりやすい箇所

耐久性比較分析

ハイブリッド仕立て(新技術)
耐久性指数:★★★★★
  • ・手縫いの美しさ + ハイテクミシン縫いの強度
  • ・特に負荷のかかる部分をハイテクミシン縫製で強度アップ
完全手縫い仕立て(従来技術)
耐久性指数:★★★★☆
  • ・職人の技術による均一な張力
  • ・美観は高いが物理的強度に限界

「ハイブリッド仕立て」により、東レシルックの伝統美と現代の実用性を両立させ、より多くのお客様に長くご愛用いただける製品をお届けいたします。

手縫いの写真
ミシンの写真

パターンオーダーについて

出来る限りフルオーダーに近い着心地を感じていただけるように、年間仕立て数が業界トップクラスの糸の匠センター監修で様々な体型に対応した9パターンのサイズをご用意しました。はじめて着物を仕立てる方には特にオススメです。
長襦袢、コートは選択されたパターンをもとに割り出した丈(長さ)でお仕立てします。

パターンオーダーサイズ表

サイズ 参考身長 ヒップ目安 身丈 裄丈 前巾 後巾 袖丈 袖付 繰越し 参考サイズ
KS
(スリム)
〜155cm 〜85cm 157.2cm
4尺1寸5分
62.5cm
1尺6寸5分
21.6cm
5寸7分
27.3cm
7寸2分
49.2cm
1尺3寸0分
22.7cm
6寸0分
3.03cm
1寸0分
5,7号
HS
(普通)
〜155cm 〜92cm 157.2cm
4尺1寸5分
63.3cm
1尺6寸7分
23.5cm
6寸2分
29.5cm
7寸8分
49.2cm
1尺3寸0分
22.7cm
6寸0分
3.03cm
1寸0分
9,11号
GS
(グラマー)
〜155cm 〜100cm 159.1cm
4尺2寸0分
64.4cm
1尺7寸0分
25.8cm
6寸8分
31.4cm
8寸3分
49.2cm
1尺3寸0分
22.7cm
6寸0分
3.03cm
1寸0分
11,13,15号
KM
(スリム)
〜165cm 〜88cm 166.7cm
4尺4寸0分
66.3cm
1尺7寸5分
22.7cm
6寸0分
28.4cm
7寸5分
49.2cm
1尺3寸0分
22.7cm
6寸0分
3.03cm
1寸0分
7,9号
HM
(普通)
〜165cm 〜95cm 166.7cm
4尺4寸0分
67.0cm
1尺7寸7分
24.2cm
6寸4分
29.9cm
7寸9分
49.2cm
1尺3寸0分
22.7cm
6寸0分
3.03cm
1寸0分
9,11号
GM
(グラマー)
〜165cm 〜105cm 168.6cm
4尺4寸5分
68.2cm
1尺8寸0分
26.9cm
7寸1分
32.6cm
8寸6分
49.2cm
1尺3寸0分
22.7cm
6寸0分
3.03cm
1寸0分
13,15号
KL
(スリム)
〜175cm 〜89cm 176.1cm
4尺6寸5分
70.1cm
1尺8寸5分
22.7cm
6寸0分
28.4cm
7寸5分
49.2cm
1尺3寸0分
22.7cm
6寸0分
3.03cm
1寸0分
7,9号
HL
(普通)
〜175cm 〜96cm 176.8cm
4尺6寸7分
70.8cm
1尺8寸7分
24.6cm
6寸5分
30.3cm
8寸0分
49.2cm
1尺3寸0分
22.7cm
6寸0分
3.03cm
1寸0分
11,13号
GL
(グラマー)
〜175cm 〜105cm 178cm
4尺7寸0分
72.0cm
1尺8寸9分
26.9cm
7寸1分
32.6cm
8寸6分
49.2cm
1尺3寸0分
22.7cm
6寸0分
3.03cm
1寸0分
15号
パターンオーダー目安表

フルオーダーについて

ご自身の寸法をお持ちの方(着物を作ったことがある方)や、お持ちの着物と同じサイズをご希望の方は、フルオーダーでお誂えいたします。
会員登録後、マイページ「マイサイズ登録」よりサイズをご登録ください。
※必要寸法が不足しているとお仕立てを承ることができません。 お困りの際は、お問い合わせフォームよりご相談ください。

フルオーダー

肩裏について

肩裏とは、コートや羽織の裏地の一種です。
「コート・羽織の袷仕立て」をご希望の場合、肩裏の生地柄をご選択ください。「お任せ」か、下記生地からお選びいただけます。
※画像の色合いは、実物と多少異なって見える可能性があります。

チェック 砧青磁

チェック 砧青磁

色鮮やかで大き目のチェック柄。地紋の北斎文様の桜割が立体感を出してくれます。脱いだ瞬間に周囲の視線を集めること間違いなしです。水色とピンクの組み合わせが鮮やか。目を惹きます。

チェック 淡黄色

チェック 淡黄色

色鮮やかで大き目のチェック柄。地紋の北斎文様の桜割が立体感を出してくれます。脱いだ瞬間に周囲の視線を集めること間違いなしです。元気の出るイエローカラー。自分も周囲もパワーをもらえそう。

レトロ 雲井鼠

レトロ 雲井鼠

パレード中を思わせる楽器と、レトロな街並みの写真がひらひらと空から降ってきているようなユニークなデザイン。くすんだ配色が良い味出しています。モノクロ写真を思わせる配色。カッコ良い大人の雰囲気。

レトロ 桜色

レトロ 桜色

パレード中を思わせる楽器と、レトロな街並みの写真がひらひらと空から降ってきているようなユニークなデザイン。くすんだ配色が良い味出しています。全体的にほんのりピンクで愛らしさのある雰囲気です。

ふくら雀割付け 胡粉色

ふくら雀割付け 胡粉色

「五穀豊穣」「一家繁栄」「家内安全」の縁起物といわれるふくら雀と四季を彩る花や葉が横段の中に描かれた和柄テイストです。ブルーグリーン系で統一され清涼感がありつつ、古典柄との組み合わせがハイセンス。

ふくら雀割付け 白土

ふくら雀割付け 白土

「五穀豊穣」「一家繁栄」「家内安全」の縁起物といわれるふくら雀と四季を彩る花や葉が横段の中に描かれた和柄テイストです。落ち着いた色の組み合わせ。どこか懐かしい雰囲気のある優しく温かい雰囲気。

ペンギン 白

ペンギン 白

キュートすぎるペンギンが敷き詰められたデザイン。少しずつ角度と表情が変わっていく姿と、ウェーブのかかった配置で思わず凝視したくなります。とにかくペンギンの主張強め。ほんのり色のついたくちばしとお腹部分にこだわりを感じます。

ペンギン 鉛白

ペンギン 鉛白

キュートすぎるペンギンが敷き詰められたデザイン。少しずつ角度と表情が変わっていく姿と、ウェーブのかかった配置で思わず凝視したくなります。一見すると何の柄か分からない、よく見たらペンギン!隠れたお洒落を極めたい方に。

”トップに戻る”