はじめての甚平入門|【後編】おしゃれな着こなし術と選び方、女性向けコーディネートも解説

おしゃれに楽しむ「甚平」のすすめ

前編では、甚平の歴史や文化的背景、浴衣や作務衣との違いについてご紹介しました。
江戸時代から続く庶民の知恵が生んだこの涼やかな装いが、現代では女性のカジュアルウェアとしても注目されていることに驚いた方も多いかもしれません。
後編では、さらに実際に甚平を取り入れて楽しむための着こなし術や素材の選び方、小物使いによるスタイルアップのコツ、そして普段着としての活用法まで、具体的な実例を交えてご紹介します。
「部屋着っぽくならずにおしゃれに着たい!」という方に向けた、『女性のための“甚平実践ガイド”』です。

 

1. 甚平をおしゃれに着こなすための3つのポイント

① サイズ選びは「ぴったりすぎず、ゆるすぎず」が正解

甚平はもともとゆったり着る服ですが、大きすぎるとだらしなく見え、小さすぎると動きづらくなります。
 身長や体型に合ったサイズ選びが大切です。
 肩幅、袖丈、着丈をよく確認し、特に女性はやや短めの丈で可愛らしさを演出するのもおすすめです。

② 素材で印象が変わる|涼しさ&上品さを両立

甚平の素材選びは、涼しさと見た目の印象に直結します。

リネン(麻):通気性・速乾性が高く、光沢感もあるため上品なカジュアルスタイルにぴったり。

コットン(綿):肌触りがよく普段使いに最適。敏感肌にはオーガニックコットンもおすすめ。

ガーゼ素材:軽くて柔らかく、部屋着やナイトウェアとしても心地よいです。

素材の違いを理解して、自分のライフスタイルに合ったものを選びましょう。

 

③ 小物づかいで“和のカジュアル”を完成させる

甚平の印象は小物で大きく変わります。

帽子:麦わら帽子やパナマ帽で夏らしく。日よけにも便利です。

アクセサリー:華奢なネックレスや和風のかんざしでさりげない個性を。

バッグ:巾着やかごバッグなど、ナチュラル素材がおすすめ。

足元:下駄や雪駄、サンダル、スニーカーなど、シーンに合わせて使い分けを。

 

2. 街着としての甚平コーディネート例

甚平は部屋着だけでなく、カフェ巡りや散歩などの街歩きにもぴったり。
 女性らしい和モダンなコーディネートを3つご紹介します。

コーデ①|甚平×ワンピース×バレエシューズ
 シンプルなワンピースと合わせてフェミニンに。バレエシューズで軽やかさをプラス。

コーデ②|甚平トップス×デニム×スニーカー
 甚平の上着部分だけを使い、カジュアルに。帽子やサコッシュで統一感を。

コーデ③|甚平×透け感ブラウス×フレアスカート
 透け感のあるブラウスと軽やかなスカートで上品な和洋ミックススタイル。デートや食事会にもおすすめ。

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3. くつろぎスタイルにも◎|日常で楽しむ「和のある暮らし」

甚平の最大の魅力は快適な着心地。
 休日の朝の読書やベランダでのコーヒータイム、近所の散歩などにもぴったりです。
 おうちでのルームウェアとしても、リラックス感を保ちながらそのまま外出できる万能さも嬉しいポイント。

 

4. 海外へのお土産にも|文化と涼しさを贈る「和のギフト」

甚平は海外の方への夏の贈り物としても人気です。

・サイズは日本表記と海外表記の違いに注意し、1サイズ大きめを選ぶのが安心。

・柄の意味を伝えると、日本文化への理解が深まります。
(例:桜は春の象徴、富士山は日本の象徴)

・軽くてかさばらないので持ち運びも便利。

・風呂敷や和紙包装を添えるとより粋な印象に。

 

まとめ|この夏、甚平で「涼しいおしゃれ」をはじめてみませんか?

甚平は涼しく快適なだけでなく、日本の伝統と現代のファッションが融合した万能アイテムです。
 サイズや素材、小物使いを工夫すれば、街でもおうちでも“和のある暮らし”を楽しめます。
 着物や浴衣は少しハードルが高いと感じる方も、ぜひ気軽に甚平から和の装いを始めてみませんか?

 

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【前編はこちら】
はじめての甚平入門|【前編】歴史・文化・浴衣との違いもわかる、女性のための和のカジュアルガイド

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執筆:KAERUWA編集部

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