秋ファッションに合うメイクが知りたい!
今回はそんな方のために、2024年秋のトレンドファッションにぴったりなだけでなく着物との相性も抜群なメイクを、リップとアイメイクに絞ってご紹介します。あわせて年代別の着物メイクのポイントも紹介しているので、この秋ファッションの幅を広げたい、失敗のない秋メイクが知りたいと考えている方はぜひ参考にしてくださいね。
秋メイクにはトレンドカラーを引き立てる色味をチョイス
2024年秋のトレンドはアースカラー。
秋の空を連想させるクールなブルー、草木を感じるグリーン、大地の温かみを感じるベージュやブラウンに注目です。
ここではそんなトレンドカラーのファッションと相性の良いリップとアイカラーをご紹介します。
口元で「秋」を演出。ポイントは「深み」と「温かみ」。

秋メイクのリップ選びは「深み」「温かみ」がポイント。
深みのあるレッドやテラコッタ、ベージュ、オレンジ、ブラウンベージュ、プラムなどがマッチします。
ブルーやパープルの装いにはブラウンやレッドなどのリップが相性抜群。深みのある色で、落ち着いた雰囲気に仕上げましょう。
テラコッタやオレンジのリップは、グリーンを取り入れた装いにマッチします。
定番のベージュやブラウン系の装いには、ブラウンやベージュはもちろんプラムのリップを合わせるのせても素敵です。ただしブラウンの装い×プラムのリップを合わせる場合の組み合わせでは、赤紫調のブラウンと合わせのチョイスがおすすめ。大正浪漫を彷彿とさせる、粋な雰囲気を演出できます。
おすすめアイカラー① 「ブラウン×水色」

アイメイクの注目カラーはグレージュ寄りのブラウンと水色のレイヤード。水色をメインに、締め色としてブラウンを使う定番の使い方ではなく、今年はメインカラーをチェンジして涼しげな目元を演出しましょう。
アイホールにブラウンをぼかしたら、目の際やふたえラインに水色をオン。ふわっとアイホールにもぼかすと、ミステリアスな雰囲気に。リップにはブラウンや赤がベストマッチ。

秋に似合うトラディショナルな装いや、今秋一押しのブルー系の着物と相性抜群です。
おすすめアイカラー② 「ビビッドオレンジ」

深みのある緑を取り入れた服をセンスよく着こなすなら、目元には鮮やかさをプラスするのがポイントです。
ソフトオレンジやブラウンをアイホールに入れたら、発色鮮やかなビビッドオレンジを二重幅から目尻にかけて入れ、アイホールの立体感を作ります。下まぶたにグリーンを入れると、ファッションとも相性良くまとまります。
着物と合わせる場合は、ビビッドオレンジを目尻側に指1本分程度オーバー気味に入れて、攻めた仕上がりにするのもおすすめ。リップにオレンジかテラコッタカラーをひいて、血色良くまとめましょう。

モダンなデザインの着物と合わせれば周りの目を引くスタイリッシュな自分を演出できます。
おすすめアイカラー③ 「レッドパール×レッドマット」

ベージュやブラウンなど肌なじみの良いアースカラーの大人っぽい装いには、レッドのアイカラーがおすすめです。目頭側にブラウン味のある赤を、目尻側には深みのあるレッドを入れればアイホールの立体感がより引き立ち、目元に色っぽさがプラスされます。
そしてアイホール中心にザクザク感のあるパールカラーをオン。この秋トレンドのマットカラー×ラメのレイヤードで魅惑的な目元を作りましょう。口元にはレッドやベージュ、プラムなどがおすすめ。

少しアンティークな雰囲気のある着物と相性抜群です。
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着物を着るなら覚えておきたい! 【年代別】着物メイクのポイント
着物に合わせるメイクは普段より「少ししっかりめ」「トーンを明るめ」が基本です。ここではさらに年代別の、押さえておくべき着物メイクのポイントを紹介します。
20代は若さとツヤ感を活かす
20代は「リップははっきり、アイメイクは控えめ」がポイントです。赤リップに代表されるように、高発色のリップは大人っぽくセクシーな印象に見えるため若者世代に人気。着物の華やかさにも負けず、フレッシュさも引き立ててくれます。もし老けた印象に見える場合は、みずみずしさや透明感のあるものを選んでみてください。口元とバランスをとってアイカラーは控えめにしつつ、アイラインはいつもよりほんの少し太めに引き、マスカラやつけまつげなどで目力はしっかりと強調しましょう。チークは着物やリップと相性を良くまとまる色合いを選び、ふんわり柔らかくのせることをおすすめします。
30代は全体のバランスを重視
30代は上品で大人っぽく見られるようなきちんと感を出すために、全体のバランスを意識しましょう。「アイカラーが強い場合はチークと口紅を抑える」「統一感のある色選びをする」などがポイントです。着物姿には、適度なツヤ感のある肌質がマッチします。20代のようなみずみずしいツヤより、パール感のあるツヤを意識した肌質で上品さを演出しましょう。
40代からはベースメイクを徹底
40代以降になってくると、肌トラブルに悩む方は多いはず。何をつけてもくすんで見えやすくシワも気になるため、優先すべきポイントは肌の土台をしっかり作ることです。コントロールカラーのパープルやイエロー、ピンクなど自身の肌に合ったものを使って、まずはくすみをしっかりと取って顔の印象を明るく魅せることを心がけてください。
今年のトレンドメイクを取り入れて、自分らしさに自信を持って秋ファッションを楽しんでください。
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▼プロフィール
執筆者:筆弓あかり
古いものが好き、伝統的な日本の文化が好き。派遣化粧品販売員として全国の店舗をまわったのち、メーカー美容部員を経てフリーライター、Webディレクターとして活動中。
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