いよいよ待ちに待ったクリスマスシーズンが到来！今年は、ぜひ着物で和洋折衷なオシャレに挑戦してみてはいかがでしょうか？普段の洋服とも着物とも一味違う、クリスマスならではの装いは、特別なひとときをさらに盛り上げてくれるはず。
そこで今回は着物で楽しむクリスマスコーデのコツをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください！
クリスマス風着物コーデのポイントは“色”と“モチーフ”
クリスマスコーデのポイントは、着物や帯、小物の「色」と「モチーフ」を意識するだけ。この2つを押さえておけば、初心者の方でも簡単にいつものコーデをクリスマステイストにアップデートできます。
では、この2つのポイントを具体的にみていきましょう。
クリスマスカラーを使う
クリスマスを彷彿とさせるカラーを取り入れると、一気にイベントムードを演出できます。王道は、やはり赤と緑。この2色は、クリスマス関連のさまざまなアイテムに使われていますが、これはヒイラギの周りで行われた古代ケルト人のお祝いに由来する伝統的な組み合わせなのだそうです。
ほかにも、アメリカでは感謝祭からクリスマスまで使われているブラウン・オレンジなど温かみのあるカラーや、赤より落ち着いた色味のバーガンディー、イルミネーションを思わせるゴールド、白やシルバーなどのスノーカラーを取り入れるのもおすすめです。
クリスマスモチーフを取り入れる
画像商品：「帯留めパーツ」
ツリーやリース、靴下、サンタクロース、雪だるまなどのクリスマスモチーフ。洋服でこれらのモチーフがあしらわれた柄物をコーディネートするとなると、難易度が高くなりがち。けれども、着物であれば不思議なことに初心者の方でも違和感なくオシャレにまとうことができます。
着物や帯の柄から帯留め・半衿などの小物まで、幅広い和装アイテムに取り入れられているので、着て行くシーンや好みにあわせて選んでみましょう。
【レベル別】クリスマスコーデの楽しみ方
ここからは実践編！色やモチーフをどのようにコーディネートに取り入れていくのかを、初級編・中級編・上級編にわけてご紹介します。
初級編：小物をワンポイントで取り入れる
まずは、いつものコーデにクリスマス感のある小物をワンポイントで取り入れてみましょう。半衿や帯締め、帯留め、バッグなどを1つチェンジするだけでOKなので、とても簡単。初心者の方はもちろん、さり気なくクリスマスコーデを楽しみたい方にもおすすめです。
よりクリスマス小物を引き立たせたいなら、他の小物や着物、帯は黒やグレー、ホワイト、ベージュなどベーシックなカラーでまとめるとよいでしょう。
中級編：着物か帯をクリスマス仕様に
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オーダープレタ小紋 お仕立て上がり 唐花柄 猩々茶色 |
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東レシルック 小紋 ～kifkif～「南天立涌」 織部色 ※袷・単衣用※ |
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おしゃれ八寸なごや帯 仕立て上がり ジグザグタイル 赤紫 |
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おしゃれ八寸なごや帯 仕立て上がり スタッズ 深緑 |
小物でのクリスマスコーデに慣れてきたら、着物や帯の色柄をクリスマス仕様にしてより華やかさを演出してみましょう。着物や帯は面積が大きい分、小物よりもわかりやすく季節感を表現できます。
ただし、色の組み合わせによってはクリスマスっぽさが出にくくなるので、他のアイテムは小物と同様ベーシックなカラーか、もしくはクリスマスカラーでそろえるのがおすすめです。
上級編：全身をクリスマステイストに
上級編は、初級編と中級編のミックスバージョン！着物や帯、小物はもちろん、羽織などのアウターもクリスマス感のあるものを取り入れてトータルコーディネートを楽しんでみましょう。また、クリスマスは欧米のイベントであることから、帽子やブーツ、ストールなど、洋アイテムとの相性も抜群。防寒対策にもなるので、ぜひチャレンジしてみてください！
【シーン別】おすすめのクリスマスコーデ
最後に、シーン別にクリスマスコーデ例をご紹介。今回は、デート・女子会・ホームパーティーの3つのシーンをピックアップしました。
イルミネーションも味方につけるデートコーデ
黒とグリーンをベースにした大人のクリスマスデートコーデ。イルミネーションに映えるよう、半衿や帯留、帯締めにゴールドをプラスし、シックでありながらもさり気ない華やかさを演出してみましょう。
可愛くポップに決める女子会コーデ
女子会なら、クリスマスの定番カラーである赤と緑をあえてパステル調にチェンジして、一味違うスイートクリスマススタイルで楽しむのもアリ。ガーリーなブラウスとアンティーク調のパールイヤリングをあわせて、思い切り可愛さを詰め込んでみましょう！
ラフ＆オシャレに楽しむホームパーティー
ホームパーティーのおすすめコーデは、木綿の着物と半幅帯をあわせた洋ミックスコーデ。家族や気負わない仲間たちと楽しむひとときは、オシャレを意識しつつも、着飾りすぎない程よいラフさがポイント。テキーラ柄の帯と唇をモチーフにした帯留めで、さり気なく遊び心もプラスして。
クリスマスコーデでホリデーシーズンを盛り上げよう！
洋服よりも季節感のあるコーディネートを楽しめるところが、着物の醍醐味のひとつでもあります。それはクリスマスをはじめとする欧米由来のイベントでも変わりません。しかも、着物は洋服よりも色柄のオシャレの自由度が高め。洋服では着こなすのが難しい大胆な色柄のものでも着物であれば悪目立ちすることなく、華やかにまとうことができます。着物ならではの特権を存分に発揮しながら、冬の一大イベントを思い切り楽しみましょう！
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▼プロフィール
執筆者：さない ちえ
カジュアル着物愛好家 ＆フリーランスライター。着物ムック本の編集・ライターやリサイクル着物店の店長などを経験。「着物をもっとオシャレにもっとカジュアルに楽しもう」をテーマに、普段着としての着物を楽しむアイディアや日常をSNS等で発信する傍ら、WEB媒体を中心に着物・日本文化関連のコンテンツ制作も行っています。
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