【初心者向け】着物姿で差がつく!美しい立ち居振る舞いとマナー実践編

着物姿では、何気ない仕草や振る舞いが印象を大きく左右します。
ちょっとした動作の工夫で「慣れている人」らしい雰囲気を出すことができるのも着物の魅力。今回は、階段や椅子での動きに加え、食事や雨の日の工夫、さらに扇子やお辞儀など細やかな所作まで、日常で役立つ“実践編”をご紹介します。

 

階段の上り下り:裾を踏まないコツ

お出かけ先で意外と困るのが階段。洋服感覚で上がろうとすると、裾を踏んでしまったり、帯が引っ張られてしまったりしがちです。

上り:片手で裾を軽くつまみ、もう片方は手すりを使って。持ち上げすぎず「ほんの少し」だけがポイント。

下り:つま先を段の中央に置き、背筋を伸ばしてゆっくり一段ずつ。

慌てて下りると裾を引っかけやすいので、呼吸を整えながらゆっくりと。最初は意識的に行う必要がありますが、何度か繰り返すうちに自然と手が動くようになります。

 

椅子への座り方:帯をつぶさず優雅に

カフェやレストランで座るとき「帯が背もたれに当たって苦しい…」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか。

そんなときは、浅めに腰掛けて裾を前に広げるのがコツ。
 膝を揃えて手を軽く膝の上に置くだけで、すっきりと落ち着いた印象になります。座る前に裾を整えることを忘れなければ、帯も着物も崩れにくく快適です。

 

立ち上がり方:ゆっくり呼吸とともに

立ち上がるときにバタッと急ぐと、裾が乱れたり帯が浮いたりしてしまいます。
裾を軽く整え、椅子や膝に手を添えて、呼吸に合わせてゆっくりと立ち上がることを意識しましょう。
大げさな動作はいらず、間を取ることが美しく見せるポイントです。

 

所作を美しく見せるポイント

着物姿での細かい動作にも気を配ると、全体の印象が格段に上品になります。ふとした場面で「所作のきれいさ」が周囲の目に留まります。

美しい所作のポイント

所作  詳細
扇子の使い方 指先を揃えて優雅に持つ。開くときもゆっくり上品に
物の渡し方 両手で丁寧に渡す。相手への敬意と所作の美しさを示す
お辞儀 背筋を伸ばし、ゆっくり頭を下げる。角度やスピードを状況に応じて調整
袖の扱い 常に意識して扱う。食事や物を取るときに邪魔にならないよう工夫
歩き方 内股にならないように注意。少し外側に開く意識で美しく歩ける

どれも難しいことではなく、「気をつけよう」と思うだけで徐々に身についていきます。

 

お悩みQ&A:あるある対処法

着物で出かけるときに多い疑問や不安も、ちょっとした工夫で解決できます。

お手洗いはどうすればいい?
袖や裾をまとめてクリップで留めれば安心。トイレケープ・トイレクリップを使うとさらに快適です。帯もしくは胸元で留めると比較的着崩れしにくいです。
ちなみに普段の着付けに使っている着物クリップで大丈夫ですよ◎
1個で大丈夫な人もいますが、不安な人は2~3個持っていると安心です。

クリップを外すときは「長襦袢」→「着物」の順に一枚ずつおろしていきましょう。
まとめておろすと長襦袢の裾がひっかかった状態になってお直しする手間が発生する場合があります。人に見られないところでも丁寧な所作を心がけましょう。

また、お手洗いは下を向くので、ファンデーションが衿についてしまった!という人も…。不安な人は首にハンカチをかけておくと安心です。

食事で着物を汚してしまった!
袂留めや食事用エプロンを活用すると汚れを防げます。こぼしてしまったら、ハンカチ等で優しくトントンし、慌てず落ち着いた所作で対処を。
汚れが広がったり繊維に入り込まないよう強くこすらないように気を付けてください。

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雨の日のお出かけは?
裾の汚れが一番気になるところ。雨の日は普段より1~2㎝ほど短めに着付けをするのがオススメです。
あわせて撥水加工の雨コートや草履カバー、もしもの時の備えとして替えの足袋を用意すれば、不安なくお出かけできます。
撥水加工が施された足袋なども売られていますので、是非探してみてください♪

歩く時は歩幅も小さくしてなるべく地面の跳ね返りを防ぎましょう。

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【関連コラム:着物に雨コートは必要? 雨の日におすすめのアイテムや気をつけるポイントもチェック】



 

シーン別に意識したい所作

せっかく着物でお出かけするなら、場に合わせた所作を意識すると印象がぐっと引き立ちます。

観劇:背筋を伸ばし、静かに座る。視線はまっすぐ前へ

食事会:袂をまとめて清潔感を意識

街歩き:歩幅を控えめにし、裾が揺れすぎないように

ちょっとした配慮で「着物慣れしている人」という印象を自然に持ってもらえます。

 

まとめ

美しい立ち居振る舞いは、特別な作法を覚えなくても大丈夫。
階段や椅子、食事や雨の日など、よくあるシーンでのちょっとした工夫だけで、着物姿は驚くほど上品に見えます。

そして一番大切なのは「着る回数を増やすこと」。
最初はぎこちなくても、繰り返すうちに自然と所作が体に馴染み、着物と自分の動きがしっくり重なるようになっていきます。

気負わず、楽しみながら着物のお出かけを重ねることが、美しい振る舞いへの一番の近道です。

 


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ライター:KAERUWA編集部

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